toggle

1月のパリ

今年、1月末に仕事も兼ねてパリへ行ってきました。
IMG_0203
  
5年ぶりのパリ、15年ぶりの一人旅をすることで、
(本当にしばらく海外に出ておらず、行くとしても仕事だった)
自分をリセットして新しい時代へ突入したいという思いがありました。
   
まだこの頃はコロナに対してあまり大きな心配はしてなくて。
しかし、タイミングも悪くパリは街全体がスト状態。
 
地下鉄もバスも全く動いておらず、まさに封鎖都市という感じでした。
 
IMG_0111
  
   
たくさん歩いて歩いて、パリの街を歩きつくし、
ストの影響を受けていない小さな美術館や博物館を訪ねたり、
IMG_0033
 
ギャラリーでのイベントを見たり、
IMG_0028
 
昔懐かしい細い路地裏の石畳を歩いたり、
IMG_0208
 
時にはカフェでぼんやりしたり。IMG_0131
 
 
そうそう、髪を切ったりもしました。
いつもお願いしている美容師さんが
パリコレのお仕事でちょうどパリにいるとのことで、
場所をお借りしてシャンプー&カット。
ところ変われどメンバーが変わらないので、
いつものように髪を切ってもらっただけですが. . . 。

 
たくさんおしゃべりしたのは、たった1日。
たまたまパリに来ていた元ODORANTESスタッフねぎちゃんに会って、
ランチを食べたり、ODORANTESをサプライズ訪問したりした時。
IMG_0191
相変わらず素敵な店内でした。
 
 
  

あとは必要なやりとり(「いくらですか」とか「これをください」とか)を
しただけの、本当に沈黙の一人旅でした。
 
 
色々思いながらも空気や風を感じて、
少しだけ自分を慰められたかなと思います。
 
IMG_0072
 
花屋さんに行って、花も買いました。
IMG_0078
こんな可愛い店員さんが、
 
IMG_0083
こんなライトでヌーベルな花を使ったブーケに。
 
 
それにしてもどこへ行ってもストの影響があって、
スーパーも百貨店も一部スト。
ルーブルもスト。

ホテルのサービスだけがホッとする優しさだったような気がします。
 
 
こんなに全てが動かなくなっても文句を言わないパリの人たちって、
ある意味忍耐力や適応力、包容力にも長けているのかと、
改めて道ゆく人々の顔を確認したりするのでした。
 
ま、でも、みんななんだかイライラしてましたけれどね。
(あ、いつものことかな 笑)
 
 
 
それにしても、この大きなスト、
「どうしてパリの人はこの状況を我慢しているんだろう?』と
不思議でなりませんでした。
  
東京では絶対に成り立たない話しです。
全てのJRも私鉄も地下鉄も、
そして、バスさえも全面ストップって、
ありえないですよね?
 
 
タクシーが儲かりすぎるんじゃないかと思うと、
これまたパリの人らしく
「渋滞するから休んでいるドライバーが多い」とのこと。
 
は?
 
確かにタクシーも捕まりにくく、
こんなにインフラが脆弱では、経済、回らないんじゃ?
と心配するも、
百貨店やスーパー、美術館なども一部ストをしていました。
警察もストをして道路を封鎖しましたし。
 
その封鎖で私は帰りの飛行機に間に合いませんでした。
 

ありえない、あってはならない話です。
 
 
でも、飛行機に間に合わなかったのもの、
(たとえ4時間前にパリを出ていても)
ストで買い物できなかったのも、 
蚤の市へ行けなかったのも、
みんなみんな誰かが悪いのさ。
 
なんなら、全て私が悪いらしい。
 
  
 
そういうパリの人たちの中で、
自己責任と攻撃力で自己防衛していくのは大変だなぁ。
 
もちろん、優しくて静かで思いやりがある人もたくさんいて、
むしろそういう方々としかお会いしてなかった時間が長く、
改めて日本人の甘さを再確認したのでした。
  
  
 
羽田に戻って来ての入国時、
今度は中国の人や韓国の人が日本人を上回る人数で、
なんだかワーワーと声が大きく大騒ぎで、
コロナウィルスが本当に入って来たら大変なことになるなぁなんて、
ぼんやり思いながら、車に小さな荷物を積んだのでした。
 

 
 
 
 
 

2020-06-02
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です