L’ange passe/ランジュパースの世界
久しぶりにイベントのお知らせです。
5月31日(木)から6月3日(日)までの4日間、
ジェンテ店内に青山 ランジュパースさんがやってきます。
ランジュパースさんは、もともと吉祥寺にお店を持たれていました。
その頃から私は大好きなお店、そして憧れのお店でした。
小柄で可愛い素敵なマダムが、
小さなお店に並べられたたくさんの白い器の間をすーっと歩いて、
ゆっくりゆったりとお客様とお話をしている様子は、
まだ若かった私には敷居の高い大人のお店に見えていたのでした。
ある日、勇気を振り絞ってその小さくて白いお店の扉を開けてみました。
スープボウルやピッチャー、パテ皿など、洋書でよく見ていた、
温かみのある白の器たちが、清潔に凛として並んでいました。
アンティークかそれに匹敵するようなヴィンテージ品なのだと、
素人目にもわかるような素敵なものでした。
そして、とても状態が良く、今すぐにでも使えそうなものばかりです。
一生懸命吟味して、お財布と相談しつつ、考えに考えて、
直径15センチくらいの蓋のついたパテ皿を購入しました。
購入した時、そのマダムがそれがパテ皿であること、
その出所などを教えてくれました。
そして「お花を飾ったりしても素敵よ」とおっしゃったのです。
もちろん、私は花屋だなんて名乗っていません。
「お庭に咲いている花や葉っぱでもいいのよ。
浅くお水を張って、小さく切った花を入れると、
この白は引き立つと思うわよ」と。
実は私もそう思って購入しようと思っていたのでした。
この温かみのある白はどんな花にも合わせやすいだろうと。
そのあと、マダムはその器をさっと白いペーパーで包んで、
そして、雑紙(かと思われる)中からさっとフランスの海辺の様子が印刷された、
おそらく洋雑誌の一ページだと思うのですが、それを白い紙の上に乗せて、
リボンで結んでくれました。
白い器は白い紙に包まれ、目にも眩しいブルーのアクセントカラーをつけて、
私も手元に届いたのです。
そのアイディア、センス、心遣いにすっかり心奪われた私は、
久しぶりに笑顔で帰路についたと記憶しています。
家に戻ってその包装を解いて、改めて器をじっとみていると、
白という色の多彩さにも気づきましたし、
自分が持っていた廉価な白い器がどれほど安っぽく、
稚拙なものであるのかに気づきました。
本物はどんなに時代を経ても決して廃れることなく、
暖かさと豊かさを兼ね備えているものだとわかりました。

そんな経緯を経て今では大変親しくさせていただいているわけですが、
今回は初めてランジュパースの世界をジェンテに持ち込んでいただく事になりました。
フランスからの現行品やアンティークの花瓶を中心に、
リメイクされたアクセサリーやお洋服、カードなどが並ぶ予定です。

ご覧いただくだけでも、
素敵な時間が流れて幸せな気持ちになるかとも思います。
L’ange passe / ランジュパースの世界
日時:5/31(木)〜6/3(日)11:00~18:00(最終日は17:00まで)
販売内容:花瓶
リネン
アンティークカード
テーブルウエア
洋服
アクセサリー
バラとレモンのパウンドケーキ
特にアクセサリーをお買い上げの方には
美しいリメイク箱に入れてお渡しいたします。
素敵な世界に触れる4日間を、
私もとても楽しみにしています。
そして、今日、荷物運ぶ際、ちらっと覗きみたところ、
どれもこれも「欲しい〜〜〜〜~っ!」と思うようなものばかり。
う〜、我慢、我慢。
当日は現金のみの取り扱いになりますので、
どうぞみなさまご注意くださいませ。
では、初夏の花もたくさんご用意してお待ちしております!

素敵ですね〜!写真も素敵です!