生徒さんと一緒に旅する「ジェンテツアー」。
初めての国内旅行を実施しました。
行き先は、滋賀県守山市の「ローズファームケイジ」さん!
画像は「ローズファームケイジ」さんより。
生徒さんに切り花の生産地を一度見せてあげたい。
ずーっとこの思いが心の片隅にありました。
しかし、全国の生産地を回っている私だからこそ、
その厳しさを考えると気軽にはお誘いできなくて。
一度、市場でケイジさんとお会いしたときにご相談したところ、
ケイジさんの農園は一般にも開放している(要予約)とのこと。
これだ!
そう思って昨年から準備を始めました。
そして、ついにそれが実現いたしました。
早朝、東京駅へ集合して新幹線で米原駅へ。
あとは、大型バスで楽々移動です。
さっそく到着したローズファームケイジさんの農園。
私も初めてお邪魔したのですが、
ハウスに入った瞬間空気が清々しくて気持ちいい!
空間が大きくとられていて、風が流れているような気がします。
一本一本を愛おしそうに、優しい瞳で見つめるケイジさん。
全39種類という品種を、おそらくすべて見せていただきました。
(途中から名前と数が曖昧になってしまいました)
そして、その特徴や作られようとしているイメージ。
それらに付いた名前の由来。
ふかふかの畝の中で、
ケイジさんの笑顔は途絶えることなく続きます。
しかし、ジェンテパワーのおかげで好天の昼間。
ハウス内は35度を超えていまして、
だんだん生徒さんが静かになってきましたので、
作業場へと移動。
今度は、事前に切っていただいていたものや、
今お話聞きながらカットしていただいたものから、
生徒さんが自由に好きなバラを選びます。
その選んだバラで、各々ブーケを作製する予定なのですが、
「うわ〜!楽しかったね〜!」
「でも、おなか空いたね〜」
ということで、
ローズファームケイジさんとはここでお別れ。
ご家族みんなが良い方で、
奥さんやお嫁さんもとても気さく。
お孫ちゃんたちもかわいくて、
なんと言っても香りが抜群のこのエリアからは離れたくないのですが、
団体行動では早め早めのスケジュール管理が大切。
同じく守山市にある「うの家」へと移動しました。
宇野宗佑さんの生家だったそうで、
町家の佇まいが味わい深く、
ぐっとテンションも上がります。
「うの家」の中の「忍ぶ庵」というカフェでプレートランチののち、
いよいよ、生徒さんの和バラを使ったブーケのレッスンです。
・・・が。
私を含めて全員が和バラの世界に夢中になりすぎて、
誰も写真を撮っていませんでした。
残念!
気分を取り直して、
生徒さんが選ばなかったバラを使って、
私も大きめのブーケを組ませていただきました。
残ったバラたちは色の濃いめのものが多かったのですが、
さすがにすべてのバラをケイジさんが作られているわけですから、
最終的にはきちっとまとまりました。
このブーケは、夜の宴会・・・ではなくてお食事会の際、
じゃんけん大会・・・ではなくておしゃれなゲームの、
優勝者への商品となりました!
うの家の裏庭でアンティークマーケットが開催されいてたので、
私はイギリスのバスケットをゲット!
とってもいい感じの旅の一日目はここで終わり。
バスに乗って、琵琶湖の周りをひたすら走り、
雄琴温泉へと向かいました。
美味しい夕食とおしゃれなゲーム、
さらにまさかの自己紹介などの時間を経て、
夜はゆったり温泉で骨休め。
琵琶湖には釣り人がたくさんいて、楽しそう。
さて、次の日は信楽の街まで移動して、
信楽焼の体験レッスン。
花瓶作りに挑戦!です。
等身大の狸が見守る中、
窯元の方に作り方を教わり、
みんな童心に帰って思い思いに制作。
陶芸をやっている方はやっぱりプロっぽい仕上がり。
初めての方もみんな個性的な器に仕上がって、
窯元の方も驚くような出来映えでした。
器はこのまま1ヶ月くらい乾かして、
窯で焼いていただいて、
ジェンテにまとめて届くそうです。
わくわく!
楽しみです。
さて、旅も最終。
長浜にバスで戻って、街を散策。
私は一人でのんびりとお散歩をしました。
のんびり散歩するなんて、
この数年無かったことなのです。
1時間弱の散歩でしたが、楽しかった。
私が見た長浜の景色。
歴史と情緒に溢れ、
琵琶湖から流れる豊富な水。
生徒さんと一緒に回った滋賀県は、
学ぶべきところに溢れた、
懐深い街でした。
東京駅でお別れするときも、
生徒さんがみんな自分の作ったブーケに花を埋めて、
「は〜!幸せだった〜」と
おっしゃって下さったのが、
私の中では何よりものよろこびでした。
ご参加くださった18名の生徒さん、お疲れさまでした。
そして、ご協力いただいた、
ローズファームケイジさん、
うの家のみなさま。
雄琴温泉の方々、
信楽焼の窯元の方々、
なによりも、このたびを上手にまとめて下さった、
ジェンテのツアーをいつもお願いしている、
近畿日本ツーリストの神部さん、
本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
楽しい旅は終わり、今日から現実が目の前に・・・。
ジェンテツアー 〜和バラを訪ねて〜
copseさんでハーブブーケのワークショップ
石神井公園のそばにある「copse」さん。
地域に密着した素敵な暮らしの発信地。
日曜日にはカフェもオープンされています。
このたび縁あって、ワークショップをさせていただけることとなりました!
緑溢れる素敵な場所でのレッスンなので
私の大好きなオーガニックハーブを使って、
ブーケを作ろうと思います。
ジェンテのスクールは残念ながら満席状態。
もし、ジェンテに少しご興味がおありなら。
また、完全無農薬のハーブの力強さと香り高さを確かめたかったら。
忙しい毎日、少しだけ自分を取り戻す時間が必要だと思われたら。
ぜひ、この機会にご参加くださいませ。
日時 6月2日(月)11時〜/14時〜(所要時間は約1時間程度です)
定員 各6名
参加費 5000円+税
持ち物 花きりばさみ 持ち帰り用の袋
*お申し込みとお問い合わせはcopse店頭、
もしくはinfo@copse.bizにお願いいたします。
詳細はこちらから → copse
多くの方に花のパワーを感じていただけたらと思います。
またぜひ、花が持っている魅力を知っていただければと思います。
「花の秘密」をお話したいと思っています。
ぜひ、ご参加くださいませ!
母の日終了いたしました
2014年母の日、終了いたしました。
大勢のお客様にご注文いただきまして、
誠にありがとうございました。
またご注文数が予定数を上回ってしまって、
ご希望のお日にちにお届けできず、
お断りせざるをえなかったお客様、
本当に申し訳ございませんでした。
アレンジや花束の見本も置いてない、
なんとなくイメージだけの世界の中の、
この小さな小さな花屋を、
ご信頼くださりお任せくださった多くのお客様、
本当にありがとうございました。
そのご信頼のお気持ちに誠実にお答えしようと、
今年は10日土曜日は店頭をシャットアウトして、
制作に励みました。
土曜日に店頭を訪れて下さったみなさまには、
夕方までお待ちいただくことになってしまって、
本当に申し訳ございませんでした。
でもみなさんお待ちくださって、
再び訪れて下さって、本当にうれしかった!
そして、結果。
「楽しい母の日でした!」
すいません。
ほんとに楽しかったんです。
ワンダーガールズたちにサポートされながら、
ひたすらお客様とそのお母様たちのイメージに
想像を膨らませ、
それを自分なりに咀嚼して、
器を選び、花を選び、
アレンジを作る、または花束を組んで行く。
その過程がとても楽しくて楽しくて、
本当に幸せなひとときでした。
夜中と早朝の狭間の時間に市場で仕入れしている段階から、
今年はなんだか楽しくて。
仕入れって私の中では楽しいけれど、
実はとっても大変な作業なんです。
いろいろなことを予測して、
もちろん統計も頭に入れつつ、
昨年とは確実に違っているように、
なおかつ、自分で納得のできる、
一番素敵な花合わせが出来るように、
もちろん大損しないように、
何十種類もの花たちを、
わずか30分くらいの間に判断し、
手に取り、状態を見て、自分のものにして行く、
それが早朝の仕入れ作業です。
この段階で今までの私なら、
ほかの花屋さんの勢いや迫力に圧倒され、
焦って、頭が真っ白になって、軽いパニックを起こし、
なにが何だか分からなくなってしまうなんてこともありました。
結果、思うような仕入れができず疲れが倍増して、
なおなお辛くなったりしていました。
でも!
今年の私は違いました!
仕入れの時間がとっても楽しくて。
他の花屋さんに惑わされずに、
自分の選びたい花をえらんで、
自分が買いたい量を買って、
かおかつ、他の花屋さんが花を選んでいる姿も楽しそうに見えて。
(なにも考えなかったという意味ではありません)
余裕があったのでしょうか。
(20年目にしてようやく余裕が持てたのか !?)
ほんとに楽しかった。
素敵な時間をいただけたと思っています。
まだすべての花たちが無事にお届けできたかどうか、
こればかりはわかりませんので、
数日間は胃を押さえながら過ごすことになるのだと思います。
お手元に届いて、状況がおかしいなという時は、
お手数ですが、そしてご遠慮なく、
ご連絡をお願いいたします。
お電話でもメールでもファックスでも結構です。
出来うる限り前向きに対処してまいります。
実はヤマトさんに集荷していただいたときに、
お兄さんが手を滑らせて、
箱を落としてしまいました。
お兄さんはそのまま持って行こうとしたのですが、
念のためと言って、チェックいたしましたところ、
中を開けるとぱっと見には異常はありませんでしたが、
アレンジを取り出すと、
やはり花が折れていたり、傷ついていたりしました。
ベテランのお兄さんでもこうした間違いがあるし、
ワンダーガールズたちだってなにかで間違うこともあり、
それは私だってそうなんです。
人間なので、完璧って無いんだと思います。
だからこそ、なにか問題があったときは、
お手数ですがぜひ教えて下さい。
よろしくお願いいたします!
まあ、そんなこんなの中で、
とにかくなんとかがんばることができました。
ご信頼くださりご注文くださった多くのお客様、
私のわがままに嫌な顔せずがんばってくれたワンダーガールズたち、
素敵な花をそろえて下さって仕入れを楽しくさせてくれてる
世田谷市場内仲卸 Q-cafsさん、
そして、なによりも自慢できる素敵な花を生産して下さっている、
全国の生産者の皆さま、
ほんとうにありがとうございました。
心より感謝しております。
私、やっぱり花屋で良かったです!
「母の日、ばんざい!」