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diary

揺らめき


 
魂に響く音楽って、こういうことなんだと思いました。
 
フレデリック・ダヴェリオさんのコンサート
 
パリでのご縁をきっかけに、
今回、花をアレンジさせていただきました。
 
 
来日されてからライブ続きでお忙しく、
当日まで直接お打ち合わせすることが出来ませんでしたが、
パリでお会いしたときの彼への印象を壊すことなく、
かつ、日本でのライブということを鑑みて、
当初はひっそりと花を生けようと思っていたのに、
当日は、かなり大きなアレンジメントになってしまいました。
さらに、キャンドルをたくさん使って、
ムジカーザのモダンな空間を、
少しでもパリのアパルトマンの温かさに近づけたらと思ったのですが、
キャンドルの使用は危険を伴うため禁止されることが多いのに、
会場のご好意により、消火用の水を各所に用意することで、
許可をいただくことが出来ました。
 
 
 
なんと言ったらいいのでしょうか。
本当に素敵な音楽を、
心で聴くことが出来た時間だったとでもいいましょうか。
 
 
前半で、彼のオリジナル曲の演奏が続いたのですが、
1曲、1曲が素晴らしく感動的で、
心が揺らめいて行くのが自分でも感じられました。
その心の揺らめきと、
たくさんのキャンドルの炎の揺らめきが、
ムジカーザのモダンな空間をゆらゆらと行き交って、
あまり経験したことのない空気感を感じました。
 
 
実に感動的。
実に情熱的。
そして、繊細。
 
 
 
前半部が終った瞬間、
満を持して、割れるような拍手が響き渡り、
この空間にいられる幸せを、
みんなが噛みしめているような気がしました。
 
 
 
 
後半は、越智まどかさんのピアノとの共演。
特に、最後に演奏された、ピアノとアコーディオンによる
ガーシュインの「ラブソディ イン ブルー」は圧巻でした。
 
 
まどかさんの演奏も今まで何度も聴かせていただきましたが、
今回はまさに二人で作り上げた傑作とでもいったらいいのでしょうか、
フレデリックさんと出会ったまどかさんだからこそ、
こうした音楽が作りだせるのだと、感動いたしました。
 
 
終った瞬間、この溢れるような感動を伝えたいと、
手が痛くなるほど拍手をしている自分に気がつき、
それは、おそらく他のお客様もそうだったようで、
アンコールの拍手も鳴り止みませんでした。
 
 
 
最後にフレデリックさんのご挨拶があり、
我々が受けた感動を、彼こそ感じて下さっていたようで、
途中言葉に詰まる部分もあって、
それがまた、感動を拍手という形で置き変えていた私の
ほんとうは、流したかった涙を誘うこととなってしまいました。
 
 
  
音楽を聴いて感動することは比較的多いのですが、
(特にライブの場合)
魂を揺さぶられるような経験は、そうそうできるものではありません。
 
 
 
本当素敵でした。
感動しました。
 
 
言葉が稚拙でもどかしいのですが、
素晴らしい時間をすごせたことに感謝しています。
 
 
 
また、たくさんの生徒さんもお越し下さいました。
ありがとうございました。 
  
  
 
一眼デジカメを持ち込んだのに、
やはり、、、というか、撮影に失敗しましたので、
花の画像を載せられなくてごめんなさい。
 
 
・・・と思ったら、下手っぴいながら、
奇跡的に撮れた画像があったので追記します。
   
  
 

照明のリハーサル中のフレデリック氏。
 
 
 

2008-12-20 | diary, 音楽

One / of a kind

夏にイギリスに立ち寄ったときに出会った「One / of a kind」
 
ロンドンのイーストエンドにある
「Old Spitalfields Market」の中に彼女はいました。
 

  
  
  
日曜日のOld Spitalfields Marketは、
たくさんのストールが並び、とてもにぎやかです。
 
食材も多いのですが、一番のお目当ては、
アーティストの卵たちのショップ。
 
世界中のアーティストたちたちが、
思い思いの作品を並べて販売しています。
 
ここから、有名アーティストになっている人も多いと聞きます。
 
  
 
そんなマーケットの中でも、
「One / of a kind」のkateさんのショップは光り輝いていて、
彼女のセンスが小さなブースから、はみ出しそうに溢れていました。
  
私は見た瞬間から興奮して、
いろいろとお買い物させていただいて、
お話もさせていただきました。
 
  
 
その時のご縁で「One / of a kind」の作品をジェンテで販売しています。
  
どれもこれも可愛いものばかり。
  
ピンバッチから始まって、ブローチやカードなど、
彼女のスイートでちょっとオトナのセンスが溢れています。
  

 
 

 
 
すべて、彼女の手作りによる1点ものです。
同じ柄、同じ色のものは、他には存在しません。
 
 
小さくて、ホントにかわいらしいkateさんの作品、
ぜひ、お手に取ってご覧になって下さい。
 
 
 

2008-12-16 | diary, 雑貨

吉祥寺まち歩き


クリスマス講習会や撮影などが、一段落して、
久しぶりに半日休みになりました。
  
いつもだったら、それでもダラダラ仕事をしてしまうのですが、
ここで一度気分を変えて、ほんとうのクリスマスに向かって、
頑張ろう!と気合いを入れるため、
久しぶりに吉祥寺のまちを散策しました。
  
住まいも店も吉祥寺なのに、
普段時間のない慌ただしい日々を送っていて、
街中を歩くと言ったら、せいぜい銀行に行くくらいなものです。
そんなわけで、吉祥寺の最新店事情には疎いのですけれど、
ほんとに数年ぶりだと思いますが、
ゆっくり歩きながら以前から気になっていたお店を回りました。
 
  
まずは、「KINJU」
今年の初夏にオープンした器の店で、
ずーっと気になっていたのです。
漆の作家の方の店だそうで、漆の器を中心に、
それに見合った陶器などの食器類を置いています。
思いっきりがよくて、清々しくて、
店に入った瞬間からとてもいい気持ちになりました。
お小皿を2枚、買い求めました。
  
 
 
そのまままっすぐ駅に向かって歩いて、
先日生徒さんにもいただいた「はらドーナッツ」へ。
 
ここは、私が夏にフランスに旅している間にオープンしたようです。
帰国してすぐ、妙な場所に行列ができているのを見て、
とても気にはなっていたのですが、
今日は雨のためかお客さんがいなかったので、
購入してみることにしました。
それぞれ違う種類のドーナッツを4つ買って、
先ほどの小皿に乗せたら素敵!と想像したら、
一刻も早く家にもどりたくなったのですが、
グッとこらえて、そのまま中道通りを駅に向かって進みます。
 
 
 
そして「Wickie」。
実はショーウインドウから見える食器がとても気になっていたのです。
 
中に入れば、60年代のアラビアのものがたくさんあり、
その図柄にかなり刺激をうけました。
ショップカードをいただきながらお店の方と少しだけお話ししました。
月に1度は買い付けに行かれているとのこと。
「月に1度?!」とちょっとうらやましくなりながら、
充実の品揃えに納得。
 
頭を冷やして、また来ますと告げて、
次の店へ。
 
  
つぎは「AVRIL」
毛糸屋さんです。
通りに面してないので少し入りにくいのですが、
中に入れば、山積みになっている糸、糸、糸、、、、。
うわ〜っ!と押しつぶされそうになりながら、
じっくりと見て、手に触れて、動物的なウールの香りを嗅ぎ、
またまた、刺激を受けて、
最後に、あまり毛糸なのでしょうか、
小さな毛糸のボールがたくさんつまった、お得なセットを購入。
ディスプレイに使ったら可愛いなと思っています。
 
 
そうこうするうちに、ぐっと駅に近付いて来て、
携帯と小銭をポッケにいれただけの手ぶらの、
しかもスッピンで頭もぼさぼさの私には、
敷居が高くなって来たので、
昭和通りに向かって左に折れました。
 
 
そして、以前からお話を聞いていた「tatin」へ行きたくなって、
小雨が降ってくる中、探し求めたのですが、
なんと、定休日。
あ〜ん、がっかりです。
ここのチーズケーキはオープンの12時目指して行かないと、
すぐに売り切れてしまうとのことで、
なかなか、私の手許には届かないようです。
 
 
その先に「Roundabout」の姉妹店「OUTBOUND」があるので、
(すいませんホームページがみつかりませんでした)
そちらにも行ってみましたが、やはり定休日。
 
ほんとに、残念です。
 
 
仕方がないので、
昭和通りにもどって「coeur de coeur elire」。
(ホームページみつかりませんでした)
ここでは、何度か花瓶を買ったことがあります。
可愛い小物と、ヨーロッパの作家ものの花瓶が置いてあり、
お値段もお手頃でお薦めです。
今回も店頭にとても可愛い花瓶があったのですが、
なんせ、小銭しか持っていないものですから、
次回に持ち越しです。
  
 
 
それから「TONE」を少しのぞいて。
「TONE」は、ジェンテのある通りの並びの「tune」の姉妹店です。
私が今の店舗に移る時(かれこれ10年くらい前になりますが)、
ジェンテのあとに入られたのが「tune」さんだったので、
なにかと縁を感じております(勝手に)。
 
セレクトされたお洋服や小物が、凛としてて素敵です。
 
 
その後、「CINQ」へ。
 
クリスマスツリーに飾られていたオーナメントが、
個人的にとても気に入ったのですが、
値段がついていなかったので、
「膨大な値段だったらどうしよう?」と心配になり、
値段も質問することも出来ず、そのまま帰って来てしまいました。
あ、でも、お店のお姉さんたちはとても優しそうで、
温かい笑顔で迎えて下さいました。
ただ、し〜んとした店内だったので、
場違いな私は質問がしにくかっただけです。
なんといっても、手ぶらですし、、、、。
 
まったく、いつまでも小心者で、いけません。
変な時に気後れしてしまうんです。
 
 
 
雨が小振りになった通りをそのまま歩いて、
最後に、とても、とても、とても気になっていた、
成蹊大学の前の五日市街道沿いのお店「CuFu」へ。
 
お食事屋さんですが、これが!やはり!という感じで、、、
とっても美味しかったんです。
  
オープン前から随分長い間、
練習をかさねていたのを通りがかりに拝見していました。
また、何名かの人々を(何度か親しい方々なのかな?)招いては、
シュミレーション的に食事を出しているのも見ていました。
  
そして、今日、初めてお食事をいただきました。
  
こういう食事屋さんが欲しかった!という感じです。
この店がジェンテの側にあったら、
連日通ってしまうでしょう。
 
私は定食のランチをいただいて、
その後、デザートに「牛乳白玉と紫芋のおしるこ」をいただきまして、
何ともいえない「心の贅沢感」を味わいました。
 
 
 
この間、約2時間半。
ゆったりとまちを散策する予定が、
結局は、急ぎ足のせっかちなまち歩きとなりましたが、
私にとっては画期的で刺激的なひと時となりました。
 
「吉祥寺ってやっぱりいいな」と思ったりして、
残りわずかな2008年を元気に頑張りたいと思っています。
 
 
 

2008-12-09 | diary, 吉祥寺
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