生徒さんの別荘のお庭に咲いたジャーマンアイリス。
朝摘みして、八ヶ岳から持って来て下さいました。
一緒に届いたオルラヤとハッカの花もあわせていけました。
ブルーがとってもきれいです。
もちろん、ジャーマンアイリスがとってもきれいなのですが、
うふふ、、、、写真もきれいでしょ?
だって、この写真は、今期ジェンテで行っている
山本正樹先生によるフォト講座の中でご指導いただいたものなのです。
山本正樹先生とは、花時間を通じて仕事をさせていただいて、
かれこれ10年以上のお付き合いになります。
ただし、個人的に深いお話をしたという覚えはあまりなくて、
(なにせ、大御所のカメラマンさんですから)
いつも、仕事でお会いするだけなので、
そういう意味ではそんなに親しくはないのかもしれません。
ただ、私にとって山本先生は、
人間的にも、カメラマンとしても、
最大の信頼を置ける、何もかも安心しておまかせ出来る、
プロ中のプロ、「ザ・仕事人」という感じのカメラマンさんなんです。
今回は特別な先生の計らいにより、
ジェンテの生徒さんにフォト講座をして下さるということで、
私も生徒になって一緒に受講させていただいていますが、
それはそれは、素晴らしい内容の講座となっております。
花が大好き!
カメラが大好き!
なによりも、写真が大好き!
という山本先生の熱い想いが心の底まで響いてくる講座内容で、
大変丁寧に、根気づよく、ご指導して下さいます。
私も学ぶことが多くていろいろと勉強になります。
ただ、昼間自宅にいることが月に数時間しかない私は、
宿題の自宅での撮影をする余裕がなくて、
あまり出来のいい生徒ではありません。
ただ、講座もまだ2回が終わったばかり。
これから回数を重ねて、
もう少しだけステキな写真が撮れるようになれば良いのですが。
出来の悪い生徒は、
せっかく届いた魚沼のすずきさんの芍薬「かぐや姫」も
こんな風にしか撮れませんでした。
フォト講座の間は、ものすごく写真が上達したかのように思っても、
山本先生のご指導が入ってないと、普段の自分に戻ってしまいます。
写真は本当に難しいです。
フォト講座
白雪姫
グリム童話で語られている「白雪姫」の主人公白雪姫は、
雪のように白い肌を持つ美しいお姫様だったそうです。
芍薬「白雪姫」が、入荷いたしました。
芍薬「白雪姫」は、新潟魚沼の滝沢氏の育種によるもの。
そして、この画像の「白雪姫」は、
新潟魚沼のすずきけんいちさんが作られたものです。
本当に真っ白で、気品高くて、美しい。
魚沼に降る雪より白い、豊かな、温かみのある白。
こんなにすてきな花を店に置けることの幸せを感じています。
ご婚礼
あまり積極的な宣伝はしておりませんが、
ご婚礼の仕事をいただくことがあり、
さすがに5月6月は、
ジェンテでもちょっとした婚礼シーズンに入ります。
ご婚礼のパンフレットもない私のところに、
わざわざご依頼してくださるお客さまは、
みなさん本当に花が大好きな方々ばかり。
だからこそ、最も素敵な一日をおくれますようにと、
ああでもない、こうでもないと、頭の中で、
お一人お一人の花嫁さんのことを考えながら、
当日まであれやこれや工夫を凝らします。
一応、アイディアの最終決定はするのですが、
すべてが決まった後に限って、
「あ、こんな風にあそこを飾ったらもっと素敵かも!」とか
「ブーケにこの花を入れたら、より花嫁さんの笑顔が輝くかな?」とか、
もう決まったことなのだからそれ以上考える必要はないと思っても、
ちょっとしがアイディアが浮かんでしまって、
小さな、誰も気づかないようなことでも、
当日の朝まで、あんなこと、こんなこと、
様々な工夫を凝らしてしまいます。
上記の写真の器もその一つです。
老舗のレストランのちょっとクラシカルなテーブルに飾るため、
ブリキのアンティーク調の器を用意し、
お客様も喜んでくださっているのに、
前日になって「もっと白い方が春らしい」と思い始めたら、
もう止まりません。
あいにくアイボリーのペンキが切れていたので、
アクリル絵の具で色を混ぜ合わせて、
ちょっとかすれたアンティーク風の色になるように、
そう、フランスのブロカントに売っているような、
そんなイメージを目指して、器24個をせっせと塗りました。
そんな私を遠巻きにするスタッフたちも、
きっといつか、こんな気持ちをわかってくれると信じて、
いつでも一番素敵なものをご提供したいと、
心の底から思います。
そんなわけで、当然たくさんのご婚礼をお引き受けすることが出来ず、
(以前はそれでも頑張っていたのですが)
せっかくの一日なのだから、
私もその一日をしっかりと覚えていたいという思いもあって、
今は、お客様からいただいたお話で、
スケジュールの合うものをお引き受けするという形を取っております。
今朝も早朝からのご婚礼の作業が終わって
配達に向かうスタッフを送り出して、
ひとりぼんやりと来週のご婚礼のことを、
再々度考えております。