toggle
diary

時間が経って・・・

あれからも、余震がたびたびあり、
そのたびに、恐怖感はつのりますが、
東北方面の被害を思うとき、
いてもたってもいられない、
なにかできることはないのかと、
ただただ、思いがいっぱいになるばかりです。
 
 
昨日、ジェンテは通常通り店を開け、
皆様のお越しをおまちしておりました。
 
なるべく平常心で。
  
  
 
ほとんどのご注文はキャンセルになりました。
 
また、生徒さんの大半はお休みとなりました。
 
 
当たり前だと思います。
 
 
店頭に並んだたくさんの花は、
みんなニコニコと仲良く並びながら、
でも、普段ほどは饒舌ではなく、
しずかにお客様のお越しをお待ちしているようです。
 
 
 
そんななか、いらしてくださった生徒さんも、
金曜の夜会社に泊まった方や
(デスクでうつ伏せになって睡眠をとられたとのこと)、
都心から6時間以上歩いて自宅に戻った方や、
ご家族と連絡が取れず一睡もできなかったという方など、
みなさま、様々な不安や疲れを抱えていらっしゃいました。
 
 
それでも「ジェンテは大丈夫だったんですね!」と、
ホッとされた笑顔でおっしゃってくださったのが大変印象的で、
その全員の笑顔は私の心に強く残っています。
 
 
 
そして、それでも生徒さんがみなさん集中して、
きれいに花を生けてくださり、
お出ししたお紅茶をおいしそうに飲んでくださって、
「やっぱり、無理して来てよかった〜」と。
 
 
 
 
そうです、こんなときに花のお稽古?って、
思われる方もたくさんいらっしゃると思うんです。
花屋が朝早くから開けていても、
みなさんの胃袋を満たすことも出来なければ、
災害対策の一端を担うことも出来ません。
 
 
 
でも、それでも。
 
 
被害の少ない東京の、
不安がいっぱいのみなさまの、
心の奥にちょっとだけでも、光がともれば。
 
 
そういう思いで、店を開けました。
 
 
 
 
今日もジェンテは通常通り開いています。
 
ぽつりぽつりと、新たなご注文のお電話もいただいています。
 
 
 
みんなと一緒にできること。
物資の援助や寄付やその他思いつく限りのこと。
それは、当然のこととして行って、
花屋である私でできること。
いらしてくださったお客様にホッとしていただくこと。
笑顔でお迎えすること。
少しだけ、元気になっていただくこと。
 
 
 
 
通常通り出勤して来てくれるスタッフにも感謝です。
 
 
 
 
 

2011-03-13 | diary, 思うこと

地震

大きな地震がありました。
たいへんな被害が出ています。
 
ご心配のご連絡もいただきました、
ありがとうございます。
 
 
とりあえず、ジェンテでは奇跡的に被害も少なく、
大事には至っていません。
 
明日も通常通り営業いたします。
 
 
ご注文をいただいているお客様、
スクールの生徒さん、
どうぞお気をつけてお越し下さいませ。
 
天災ですので、決してご無理をなさいませんように。
 
 
 
 
 
 

2011-03-12 | diary, お知らせ

水曜日

水曜日という日は、ジェンテにとっては、
みなさまの月曜日のようなイメージです。
 
週の初め。
 
「よーし!がんばるぞぉ!」と拳をあげるときもあれば、
「今週はどんなことと出会えるんだろう」とわくわくする時もあり。
 
 
今日はお天気もよくて、
「がんばるぞぉ!」と
「わくわくするなぁ」の両方が、
私の心の中に訪れております。
 
 
さてさて、前回お知らせした切り花のこと。
来週からはきっと店も慌ただしくなってしまうので、
今週中に楽しい春の花たちをご紹介したいと思います。
 
 
   
 

 
一重のラナンキュラス「ラックスルーナ」。
ひらひらしていて、超可愛いです!
 
真ん中にぽつんと黒い目。
この小さな黒い目が、全体を引き締めて、
ただのひらひらやふわふわとは一線を画してます。
  
 
私はもともと、黒目の花が大好きなので、
これは、ドツボです。
 
スプレー咲きで、次々花が開き、
私も1ヶ月以上、自宅で楽しみました。
 
  
 
 

チューリップ「ファンタジア」。
パロット咲きで、マロンカラーで・・・
かわいくて、大人っぽくて。
ちょっとよそ行きで、でも親しみやすく。
  
  
 
こうした相反する要素を持っていることも、
私の心に突き刺さるスペシャルな花たちの要素です。
 
 
ストレートに「かわいい」とか「大人っぽい」だけじゃ、
これからは需要が少なくなってくるかもしれません。
(あくまで、私の需要、ですけれど:笑)
  
 
フリルがあって可愛いけど、色は大人っぽいとか。
ふわふわしていて優しい印象だけど、黒目である、とか。
怪しい印象なのに、小さなつぼみを次々と咲かせてけなげであるとか。
 
 
あ、そんな私の個人的な需要はともかく。
 
  
 
 

 
ラナンキュラス「ブローニュ」。
クリーム色に、紫の斑が入っています。
 
ほら、「かわいいけど、ヒトクセある」って感じ。
  
 
 
 
 

 
ラグラス。
これは、ひねりも何もなく、ただ、かわいいです。
 
でも、この草花の代表みたいなラグラスを、
ミニファレノと合わせてみたりして、
アレンジするとき、ひねりを加えます。
 
 
  
 
 

 
大好き! 
堀木バラ園の「ジプシーキュリオサ アッシュ」。
 
ピンクからグリーンへの色変わり様子が、
枯れたようなスモーキーな空気感を感じて、
これを使うと、自分もおしゃれになったような錯覚に陥ります。
  
 
いつも手に入るわけじゃないので、
市場に出たら、必ず仕入れしています。
  
 
たまに注文すると、
「まだ1ヶ月くらい先になるなぁ」などと言われてしまったりして、
木立で色変わりするまで育ててくださるこのバラは、
時期があえば、ほんとに、ほんとに素敵です。
  
 
 
 
 

 
相変わらずかわいいラナンキュラス「シャルロット」。
いつもご用意しております。
 
かわいい!
 
今年は特にかわいい!
  
 
昨年あたりから、一般の花屋さんでも手に入るようになったようで、
私も一人娘(しかもわがまま娘)が旅立ったような気がして、
感慨深いです。
 
  
 
 

 
「こんな短いパンジー、どう使うつもりかしら?」と、
スタッフの心の声が聞こえてきそうですが、
だって、可愛いものはかわいいんだもん!
 
ほら、こうして飾れば、お客様も「かわいい〜」って言ってくださる。
 
言ってくださるだけで、利益にはなりませんけれど・・・・
 
 
でも、いいんです!
かわいい!と心から思える花たちを置きたいんです、私は!!
 
  
はっ・・・失礼いたしました。
 
 
 
 

  
ルピナスも心配そうにのぞいています。
  
 
大丈夫。
今日はうきうき気分なので。
 
  
 
 
 
あ、けっこう重要な花を撮ってなかったことに気づきました。
 
この続きは、また今度。
 
  
 
 
 
 
 
 

2011-03-09 | diary, 花のこと
1 123 124 125 126 127 128 129 130 131 171