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diary

つれづれ

気持ちのよいお天気です。
 
このところのジェンテの売れ筋商品は、
キャンドルです。
 
 
アロマキャンドルなど、
以前からたくさん店内にあったのですが、
このところの停電騒ぎで、
どうせなら素敵なキャンドルをと、
訪れてくださる方が多いようです。
 
 
 
そのついでに。
 
草花をお買い求めになる方も多く、
うれしい限りです。
 
 

 
草花のブーケです。
楚々としていて、
今、花を飾るならこんな花選びの気分の方が多いようです。
 
 

気温が上がって来たので、
そろそろ楽しかった春の花とはさよならが近づいているようです。
 
今年はチューリップがとても可愛くて、
こちらは「ウエッティピクチャー」。
もともとあった巾着咲きのピクチャーが、
淡い色目になったものですが、
中の蕊は黒くて、
花びらにうねりも出てくるので、
咲いてくると、
大人のためのチューリップというイメージになります。
 
 
 
先週は、延長になっていた卒業式が行われたり、
ピアノの発表会があったり、
小さな花束をたくさん作りました。
 

 
 
 
小さな花束にこそ、愛を込めて。
 
 
受け取ったお一人お一人の心が、
ふっと和らぎますように。
 
 
 
井の頭公園の桜のつぼみも膨らみ始めています。
 
 
 
 
 
 

2011-04-01 | diary, 思うこと

Bon courage !

昨日のブログのタイトルが「球根の草花」で、
画像も三宅さんの草花をたくさん使ったアレンジだったのに、
それにはいっさい触れない内容になってしまっていることを、
友人から指摘されて、気づきました。
 
最初は、繊細な花々が気持ちいい!って書こうと思っていたのに、
全然違う話しになってしまいました。 
 
 
私の心もずいぶん固くなっているのかな。
 
 
 
 
多くの外国人の方々がそれぞれの国に帰国しているそうですが、
それでも仕事の関係で、
日本で踏ん張っていらっしゃる方々もいらっしゃるそうです。
 
  
度重なる余震と原発の不安にさらされながら、
母国ではない国で頑張っていらっしゃるフランス人の方への
励ましのアレンジメントをとご注文をいただきました。
  
  
 
ぱっと見て華やかで、
でも、お色味は優しくて慰められるような、
春の息吹もちょっと感じられるような。
 
 
そんなイメージでアレンジメントを作りました。
  

 
  
  
ご注文主様からのメッセージには、
「Bon courage!」。
  
「勇気を持って!」みたいな意味でしょうか。
「元気を出して!」みたいな?
 
 
意味をお伺いすると
「慰めてあげたくて」
「頑張っているから」
「不安だろうと思うの」
と、お相手を心配するお言葉が次々と飛び出して。
 
 
お相手の、固くなっていらっしゃるであろう心が、
ふっと柔かくなって、
肩の力を抜けるような、
そんなアレンジを作ったつもりです。
 
   
  
 
 
たまに読む「ほぼ日」にリンクのはってあった、
被災地で医療ボランティアをなさった方のブログ(*)が、
あまりにも切実で、
こうした日々の現実こそが、
もっと知らされるべきものだと思いました。
 
 
吉祥寺の暗さや、
ジェンテの寒さなんて、
なんでもない。
 
むしろ、贅沢です。
 
 
だって、花に囲まれているんですもの。
 
 
 
 
コンビニにお昼ご飯がなくても、
自動販売機にお水がなくても、
夜が多少暗めでも、
ジェンテがあまりに寒くて、手先が氷のように冷たくなっても、
水をいっぱいにくんだバケツを何十杯も運んでも、
どんなに睡眠時間が少なくても、
こうして、花に囲まれて生活している私は、
ほんとに幸せです。
  
 
 
生きるということに、
文化(芸術や娯楽も含めて)は欠かせないと思っていましたが、
(今も思っていますが)
それらはなによりも、衣食住が満たされた上での話しです。
 
 
とびきり美味しいチョコレート食べたいな〜とか、
スタバのラテが飲みたいな〜とか。
 
そうした生温い自分もまた、現実です。
 
 
 
う〜むと思いつつも、
やっぱり私は今日も花を触って、
花に囲まれて仕事をするんです。
それしかできなくて、
それが大事なことだと改めて思った次第なのです。
 
 
 
  
 
 
 

2011-03-28 | diary, 思うこと

球根の草花


 
本日で2010年度のお教室がすべて一段落しました。
 
2010年度は、個人的にも店としても、
いろいろな出来事があり、
スタッフも大きく入れ替わったり、
私にとっては波瀾万丈の一年でした。
 
 
ただ、そうした日々の中で、
いつでも生徒さんが笑顔で訪れてくださって、
楽しそうに花を生けて、
「あ〜気持ちよかった」とか、
「うわーっ!すてきっ!!」などと、
満足される様子に、
本当に励まされ、勇気づけられました。
 
クラスによっては、
「先生、あのね・・・」とお話の方が長いクラスもあり、
それもまた楽しくて。
 
 
お教室をやっていて本当に良かったと思います。
 
 
 
また、お客様からもたくさんの元気付けのお言葉や、
お褒めのお言葉、
たまにお叱りも受け、
私がまっすぐフラットでいられるよう、
先導していただけたと思っております。
 
 
 
ほんとうに、素敵な人々に恵まれて、
私は支えられながら日々を暮らしているのだと、
改めて実感いたしました。
 
 
 
 
 
本日も、お稽古の後、
ご婚礼のお打ち合わせがありました。
 
とっても楽しくて素敵なお二人でしたので、
ご結婚式とは関係ないお話も、
たくさんさせていただいて。
 
でも、こうして全然関係ないお話をすることで、
お二人が大切にされいること、
物事を受け取る感覚、
周りの方々との間柄など、
いろいろなことを感じることが出来ます。
 
それが、ブーケをお作りするときのヒントにもなるのです。
 
 
お幸せそうなお二人の門出のお手伝いができること、
ほんとにうれしく思います。
 
これも花屋の特権とでも言いましょうか。
 
幸せをお裾分けしていただけて、
こちらまでうれしくなったり、
ほんわりしたりです。
 
 
 
そして、明日は撮影の仕事があるので、
その準備。
 
花の場合は、予定通りに行くことはあまりないので、
(花の開き具合や、仕入れにもよりますし)
しっかりは考えますが、
あとはラフな感じで。
 
当日、心を込めてアレンジすることにしています。
 
   
 
 
 
こうして、今日も終わっていきます。
このところ、吉祥寺の街全体が、
夜の終わりが早いので、
一日が早く感じられます。
 
 
夜も暗めの町並みは、
なぜか最近片目だけ視力が落ちた私の目には、
とてもやさしく。
 
早めに皆さんがお家に帰られる様子も、
なんだかヨーロッパみたい。
 
 
こうした暮らしが本来の暮らしなのかと思います。
  
  
今の自分が置かれている状況をきちんと受け止め、
できることを悔いなく全うすることが、
自分ができる最大限のことなのでしょうか。
  
  
 
 
今日も、毎週挨拶に来てくれるわんちゃんたちが、
顔を出してくれました。
 
 
静かな時が流れていきます。
 
 
 
 
  
 
 
 

2011-03-26 | diary, 未分類
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