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diary

カフェ巡り

久々に受けたインタビューで、
「今、ハマっていることは?」との質問に、
何も思いつかなくて、
うっかり
「・・・・カフェ巡り」
などと答えてしまったわたくし。
 
 
 
だって、だって。
  
実はいままで、
個人的なインタビューはほとんどお断りしてたんです。
 
「並木さんのよくいくお店は?」とか
「好きな食べ物は?」とか
「どんな本を読みますか?」とか
「お気に入りのミュージシャンは?」とか。
  
 
そんなの花に関係ないわ!というか、
花のことを知ってほしいだけで、
私のことなんてどうでもいいのでは?
と思っていたんです。
  
 
 
で、
 
「お部屋を公開して下さい」って、
何度も何度も頼んでいただいた編集者の方にも、
「ごめんなさい」と言い続けて。
  
 
  
さらには、
「旅行のときのトランクの中身を公開して下さい」という
旅行のムック本の話しもお断りして。
  
  
 
  
そして、
「テレビ出演して下さい」はまったく却下。
 
だって、バラエティー番組やら子供番組やらなんです。
  
 
今後の花の動向とか、
花をどう楽しむべきかとか、
日本の花についてとか、
そうした花に対して発展的なお話ならば、
一考の余地はあったかもしれません。
  
  
  
 
 
とにかく、私個人がクローズアップされるお仕事は、
今まですべてお断りし続けて来たんです。
  
 
 
ほんとに知ってほしいのは、
「私」じゃなくて「花」だから。
 
 
  
  
 
 
その気持ちは今でも変わらないのに、
なぜか、先日、慌ただしい平日の夕方、
地域情報誌のインタビューを申し込まれて、
よく飲み込まないまま(忙しかったので)
「はいはい」と二つ返事でお引き受けしてしまいまして。
 
 
 
そして、先ほどの質問でした。
「今、ハマっていることは?」 
 
その前に
「座右の銘は?」と質問されて、
「特にありません」と答えてしまった手前、
次の質問には答えなければならないような気持ちになってしまって、
ついつい、出来心で「カフェ巡り」と・・・・、
 
  
 
ぜんぜん、カフェなんて行ってないのに。
  
でも、基本、まじめな性格なので 、
嘘をついちゃったって、懺悔の気持ちでいっぱいだったんです。
  
  
 
で。
 
 
昨日、乙女美肌室の高橋先生と、
1年ぶりにご飯を食べようということになっていたので、
先生には申し訳ないのですが、
2件のカフェ巡りにおつきあいいただきました。
 
 
1件目は吉祥寺パルコの7階にできた「PEACH JASMINE」。
高橋先生に教えていただいたお店ですが、
銀座アスターがやっているシノワ&デザートの、
90分の時間制限で食べ放題でした。
 
高橋先生はさすがに、体にいい食材だけをさくっととって、
たくさんの黒ウーロン茶をお飲みになり、
(油分をどんどん流していらっしゃるのですね)
デザートも軽いゼリー系を2個のみ。
 
う〜ん、なるほどね〜。
 
 
私はというと、すべてのお食事&デザートを
少しずついただきました。
 
 
すべてが美味しかったので、
何をいただいても満足、満足。
 
 
 
 
その後、お教室の生徒さんの間で何度も話題に上っていた
アトレにできた「ローズベーカリー」にてお茶。
 
 
パリのお店には何度か行きましたが、
いつも混んでいて、並ばないと入れません。
 
お惣菜を買うだけでも、並ばないと買えません。
 
 
吉祥寺では、まだ浸透してないから?
人はまばらで、なんとなく皆さんが遠目で見張っている感じ。
 
大好きなキャロットケーキも、
たくさん並んでました。
 
いくら大好きとはいえ、
さすがに食べ放題後ですから、
寄る年波には勝てず、今回はキャロットケーキは断念しました。
 
 
どうなんだろう?
 
パリの店では、
あの狭くてごちゃっとした雰囲気が、
スノッブなパリッ子たちのおしゃべりと解け合って、
一種独特の世界観を作り出していたように思うのですが、
吉祥寺で新たな「アトレローズ」の世界観が作り出せるでしょうか。
 
今後に期待、ですね。
 
 
 
 
それから、一応、いいわけすると、
先週、新しいカフェにも行って来たんです。
(たぶん、そのことがあって「カフェ巡り」って、
 答えてしまったんだと思います)
 
ジェンテから歩いて2分。
吉祥寺通り沿い、パタゴニアの隣。
「MUSUI」。
 
以前、ジェンテの向かいにある「ニギロカフェ」で働いていた子が、
(「子」って言っても、すでに30代後半になっているそうですが)
新しくお店を出したとのことで、
行ってみたのでした。
 
思いがけず(!)、とっても美味しくて、
食材にもこだわっている様子。
 
そして、こじんまりしていて、居心地もよく。
なんと言ってもパンがおいしくて。
(厨房で毎朝パンを焼いているそうです)
 
 
 
 
 
高橋先生と外でお食事するのもまだ2回目だし、
近所のカフェでごはん食べたこともまだ数えるくらいしかないけど、
最近、ようやく人間らしい暮らしを体験しつつあります。
 
少しだけ、普通の人になれたような気がする
「カフェ巡り」なのでした。
 
 
 
 
 ※結果、インタビューに偽りはありません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2011-08-02 | diary, 吉祥寺

夏の花は・・・

今日も暑いのですけれど、
かわいい花がたくさんはいったので、
少々テンションが上がっております。
 
  
ご注文も少なめなので、
あまり豪華な花を仕入れなくても良いかなぁと思いまして、
ちょっと偏った仕入れになってしまいました。
 
 
今日、1年ぶりにお目にかかったジニア。
 

 
やっぱり、かわいい〜!
北海道からやってくるこの子は、
毎年、たくさん仕入れしてしまいます。
  
 
 
 
でも、今日のメインは、この子たち。

 
スカビオサ、いろいろです。
 
 
ふんわりしてるのに、楚々として、清々しい!
 
暑さなんて吹き飛ばせ!
 
  
 
 
 
 
それから、大大大好きな黒法月。
 

 
本格的な夏になったという感じです。
  
  
 
 
  
トルコはいつものフリフリもたくさんありますが、
こんな中輪、星形咲きの子たちも。
 

 
以前、見学させていただいた産地さんの花。
あの時の感動がよみがえります。
 
かわいいなぁ〜
 
  
 
 
 
一方、まるで愛を語り合うかのようなケイトウとトルコ。
 

 
 
なんか、妬けちゃいます。
 
  
 
  
そういえば、渡辺陽子さんの陶器の動物たち。
展示会終了後に、全員いなくなってしまうなんて、
あまりにも寂しい!
寂しすぎて、悲しくなるわ!と思いまして、
わがまま言って、
何頭かはジェンテにとどまってもらいました。
 

 
あまりに天井に近いからか?
誰にもほとんど気づいてもらうことのないオランウータン。
 
私だけと微笑み合っております。
 
 
 

のんびりムードは相変わらず。
  
 
8月20日まで、展示販売しておりますので、
展覧会期間にお越しになれなかった方は、
ぜひ、ご覧くださいませ。
ただ、数に限りがございます。
お気に召した動物がいましたら、お早めに。
 
 
 
 
 
 
そうそう、鉢物ですが、
今年のジェンテの夏休みはまだまだ先なので、
頑張って仕入れをしております。
 
何度仕入れてもすぐに売れてしまうトレニア。
 

 
ブルーがさわやかで、
見た目に涼しく、気持ちいいので、
夏のお庭をあきらめ気味の方にもお薦めです。
 
 
 
 
涼しそうと言えば、このブーゲン。
 

 
葉も斑入りで、白くて涼しげです。
 
 
 

そして、こうした暑さの毎日は、
なんとなくグリーンがたくさんあると、
気持ちが和らぎます。
 
 
・・・とかいいながら。
 

 
ブラックの花たちも、
怪しげにお待ちしております。
 
 
 
 
そして、久しぶりに、
イギリス「Haws」のジョウロとピッチャーが入荷しました。
 

 
 
ホーローのピッチャーははじめての入荷です。
 
かなりしっかりしていて、
色も豊富で素敵。
 
  
たくさんの画像をアップしました。
ふ〜。
ちょっとツカレマシタ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2011-07-27 | diary, 花のこと

バラを贈ろう

渡辺陽子さんの陶物展、
おかげさまで無事終了いたしました。
 
連日の猛暑にも関わらず、
毎日お客様にお越しいただき、
動物たちがどんどん旅立っていくのを見守りながら、
ほんとに楽しい1週間をすごさせていただきました。
 
 
毎朝、掃除しながら、
動物たちをちょっと動かし、
花を生け替えるたび、
動物たちと目を合わせては、
ふっと笑いがこみ上げて、
楽しくてうれしい日々でした。
 
 
 
皆様には、たくさんお買い上げもいただいて、
ほんとうにありがとうございました。
 
 
また、いつか、陽子さんの個展を開けたらなぁって、
淡い妄想を広げております。
  
 
 
 
 
自分が女性だからかもしれませんが、
女性の力ってやっぱりすごい!と思います。
 
今回の陽子さんも、
おっとり、穏やかで、ゆったりモードの方ですが、
いざとなったら、ものすごいパワーと根性の方でした。
 
 
おひとつおひとつの動物たちに解説を付けたいと、
消しゴムスタンプに動物の似顔絵を掘り、
カードに押して手書きの解説をつけてくださいました。
 
でも、残念ながら、
数頭の動物のスタンプは当日までには出来上がらず、
それはそれでいいねってことになっていたんです。
 
 
でも、いざ、解説のない動物が売れてしまったとき、
「やっぱり解説を付けたかった」とおっしゃって、
翌朝、きちんと作って来てくださいました。
 
閉店後にご自宅に戻ってから、
動物の似顔絵を描いて、
スタンプを掘り、
カードに押して、
手書きで解説を書いてくださって。
  
 
連日の猛暑と、
慣れない接客でお疲れでしょうに、
いわゆる「火事場の・・・・」ってことでしょうか。
  
 
 
 
私はこうした最後の「ド根性」を持っている方が大好きです。
  
それでこそ!と思います。
   
  
普段はおとなしくてゆったりでもいいんです。
いや、むしろ、普段は普通の方の方がいいんです。
 
威張る必要もないですし、
(普段から威張っている方も苦手です)
普段からパワー全開にする必要もありません。
 
  
けれど、仕事の上でほんとに危機に立たされたとき、
けっしてあきらめず、自暴自棄にもならず、
自身の根底のパワーを120%発揮できる方が、
ほんとうの意味でのプロだと思うんです。
  
  
 
そんなことを考えていたら、
なでしこジャパンがワールドカップで優勝。
 
まったく興味のなかった女子サッカーですが、
ほんとにド根性で、素晴らしいと思います。
 
 
最後の最後まであきらめないパワーと、
仲間を信頼している愛情を感じました。
 
 
気負いのない明るさと、
笑いの絶えないムードの中、
一人一人が持っている強い精神が、
私たちの心に響いてくるのでしょうか。
 
なんだか、文句なく感動です。
 
 
 
そして、その優勝を受けて、
三浦知良選手が発言した
「一人一人にバラを贈りたいね」の言葉に、
ちょっと、感激! 
  
 
カズは同世代だし、
いつも何らかの話題に上っている方なので、
サッカーに全く興味のない私でも知っています。
 
いつも、かっこ良くいるということを
信条にしている方なのかと思います。
 
  
「一人一人にバラを贈りたい」
 
 
かっこいいですね〜
 
ぜひ、贈ってほしかったなぁ〜
バラの花。
 
もちろん、カズから手渡しで。
  
  
そのためなら私もお手伝いいたしましたのに。
   
 
  
凱旋帰国の成田で渡されていた真っ赤なブーケもいいけれど、
やっぱり、女の子はいつまでも、
王子様から直接花を贈られたいものなのです。
 
 
  
 
 
 
今年の私のお誕生日、
近しい方からのプレゼントをいただきました。
花瓶やアクセサリー、ハーブの鉢、
そして、バラの香りのソープ&クリーム。
 
それから、お客様からのお祝いのお葉書。
 
 
 
王子様からの花束はありませんでしたが、
身近な方々にお祝いしていただけて、
ほんとうにありがたくうれしく思います。
 
 
長く生きていると、
無駄が削げて来て、
でも、本物が残って、
心から喜べることが多くなりますね。
 
 
 
あ、でも、
私もカズからバラを贈ってもらってもいいですよ〜
 
ただし、直接、ね!
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2011-07-19 | diary, 思うこと
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