花と繪の往復書簡 西村玲子の花の世界へようこそ
イラストレーターでエッセイストの西村玲子さん。
ほとんどの女性なら彼女のイラストをどこかで垣間見たことがあり、
エッセイも読んだ経験がおありかと思います。
熱心なファンの方はご著書をたくさん持たれていることでしょう。
ずーっと以前から西村玲子さんは、
時々ジェンテで花をご購入してくださっていたそうで、
粗忽者の私はそんなこととはつゆ知らず、
(ジェンテにお越し下さる著名人の方々には本当に申し訳ないです)
おそらく普段通りにその花の特徴や生産地のことを嬉々として話しながら、
販売をさせていただいていたのだと思います。
数年前に青山のランジュパースさんにきちんとご紹介していただいてからは、
「本当に花が好きな方なんだなぁ」
「謙虚で素敵な女性だなぁ」
「ヒナゲシのような方だなぁ」
「決断は早くて男っぽい部分もあるなぁ」
など、改めて西村玲子ファンにならざるを得ないような、
すてきな素顔を拝見さていただいていたのでした。
ジェンテが今の場所に移った時にすぐにいらしてくださって、
アトリエの部分をご覧になって、
「この空間で何かしたいわ!」
「素敵なスペースだわ」
とおっしゃってくださったので、
「では先生の個展をしてくださいよ」と図々しくお願いしたのが
2015年のクリスマスの夜でした。
西村玲子さんといえば、魅力的な女性のイラストがすぐに思い浮かびますが、
今回はジェンテでしかできないことをしたいなと思い、
花のイラストでということでお願いいたしました。
そのために、季節を追って、私が束ねたブーケを西村先生にお送りして、
それを先生がイラストにしてくださるという、
まさに「往復書簡」のような日々。
西村先生がこのブーケをどんな風に捉えてくださるのだろうと想像すると、
なんだかドキドキ緊張して、ワクワク期待したりしておりました。
途中、先生がお忙しさのあまりだと思うのですけれど、
病に伏されたとのニュースを聞き、
一度はこのイベントを諦めかけたのですけれど、
先生は病院のベットでも、
私のブログやインスタグラムなどをご覧くださり、
それをイラストにしてくださっていたとのこと。
もう、申し訳ないやら、悲しいやらで、
急いで直接ご連絡を取らせていただきましたら、
「花を描いていると元気になるの」とおっしゃってくださり、
「イベントも予定通りやりましょうね」
との嬉しいお話しもいただきました。
それからは今までに輪をかけてより一層、
季節の移ろいや、
花の香りや、
葉や花の感触や、
いろんなことを感じていただきたくて、
なるべくピンポイントに花をお送りしてきました。
そして、ようやく、それが今回形になって実現いたします。
「花と繪の往復書簡 西村玲子の花の世界へようこそ」
日時 2017年6月29日(木)〜7月1日(土) 11:00~18:00
会場 gente 店内
180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-2-48 map
内容 ⚫︎ 西村玲子のイラストレーション
ジェンテの花を描いた原画の展示販売
(作品のお渡しは会期終了後となります)
⚫︎ 花の小箱 西村玲子作 限定販売
⚫︎ チクチク手仕事
西村玲子監修の手芸小物とキットの販売
⚫︎ 梅雨のブーケ
並木容子がお作りする季節のブーケの販売
⚫︎ 青山ランジュパースによる花瓶の販売
フランスアンティークの小物と花瓶
なお、今回は全体のコーディネートを青山ランジュパースさんが
行ってくださいます。
店内を私以外の方がコーディネートして下るのは初めてのことで、
それもとても楽しみです。
西村先生は体調が整えばお顔出しもあるでしょうか?
まだわかりませんが、
青山ランジュパースさんが会期中はいらしてくださいます。
西村先生ととても親しい友人でもあるランジュパースさんの、
ソフィストケイトされた世界観も合わせてお楽しみくださいね。
店は通常通り営業しておりますので、
合わせて季節の花もお楽しみください。
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